「天井裏から物音がする」「ベランダにフンが落ちている」「体にかゆい発疹ができた」。その被害、放置すると感染症や建物の倒壊リスクにつながる恐れがあります。まずは原因となる害獣・害虫を特定し、適切な駆除業者に相談しましょう。
あなたが今まさに困っている症状をクリックすると、原因として考えられる害獣・害虫がわかります。正確な特定には専門業者による現地調査が最も確実ですが、まずは下記のセルフチェックで心当たりを確認してみましょう。
住宅に被害をもたらす代表的な害獣・害虫を、獣類・鳥類・虫類の3カテゴリに分けて解説します。それぞれの生態・被害の特徴・駆除費用の相場・関係する法律まで網羅しているので、被害の全体像を把握するのに役立ちます。
クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種が住宅被害の主な原因です。天井裏をドタドタと走り回る音、壁の中のカサカサ音が特徴的で、配線をかじることによる漏電・火災リスクも深刻な問題です。繁殖力が非常に高く、1組のつがいから1年で数十匹以上に増えることもあります。
顔の中央に白い線が入った中型の哺乳類で、夜行性のため日中は屋根裏に潜み、夜になると活動を始めます。木登りが得意で、電線や木の枝を伝って屋根裏へ侵入するケースが多く確認されています。同じ場所に糞をする「ためフン」の習性があり、天井板が腐食して抜け落ちる被害も報告されています。
北米原産の外来種で、ペットとして持ち込まれた個体が野生化し全国的に分布が拡大しています。見た目の愛らしさとは裏腹に気性が非常に荒く、人やペットを攻撃するケースもあります。手先が器用で蛇口をひねったりドアを開けたりする知能を持つため、侵入経路の特定と封鎖が特に重要です。
住宅に侵入するコウモリのほとんどはアブラコウモリ(イエコウモリ)で、体長は約5cm、わずか1〜2cmの隙間からでも侵入できます。換気口、通気口、屋根と壁の隙間、シャッターの隙間などが主な侵入口です。夕方から夜にかけてバサバサと飛び回る音や、朝方に壁の中でカサカサする音が特徴です。
細長い体を活かして3cmほどの隙間からでも侵入する小型の哺乳類です。夜行性で、天井裏をバタバタと走り回る音が特徴です。ニホンイタチとチョウセンイタチの2種が日本に生息しており、特に都市部ではチョウセンイタチの被害が目立ちます。威嚇時に肛門腺から強烈な悪臭を放つことでも知られています。
ドバトやキジバトがベランダや屋上に居つき、大量のフンを残す被害が深刻です。ハトのフンにはクリプトコッカスやオウム病などの病原菌が含まれており、乾燥したフンが粉塵となって吸い込むことで感染するリスクがあります。一度居ついたハトは帰巣本能が非常に強く、追い払うだけでは何度でも戻ってきます。
スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種が住宅周辺でよく見られます。特にオオスズメバチやキイロスズメバチは攻撃性が高く、巣に近づくだけで集団で襲ってくることがあります。毎年ハチによる死亡事故が報告されており、アナフィラキシーショックのリスクもあるため、巣を見つけた場合は近づかず速やかに専門業者へ相談してください。
日本で住宅被害をもたらすのは主にヤマトシロアリとイエシロアリの2種です。木材の内部を食い荒らすため、外見からは被害がわかりにくく、気づいたときには柱や土台がスカスカになっているケースも少なくありません。床のきしみ、ドアの建て付けの悪化、羽アリの大量発生などが被害のサインです。
イエダニ、ツメダニ、マダニなど複数の種類が住宅内で問題になります。特にイエダニはネズミやハクビシンなどの害獣に寄生しており、害獣が屋根裏に侵入することで室内にダニが広がるケースが非常に多いです。赤い小さな発疹やかゆみが主な症状で、原因となる害獣の駆除と同時に対処する必要があります。
トコジラミ(南京虫)は体長5〜8mmほどの吸血性の昆虫で、夜間に人の血を吸います。近年インバウンド増加や海外旅行の荷物に紛れて持ち込まれるケースが急増しており、ホテルだけでなく一般住宅でも被害が広がっています。ベッドの隙間やマットレスの縫い目、壁と家具の隙間などに潜み、刺されると強い痒みと赤い発疹が現れます。市販の殺虫剤が効きにくい「スーパートコジラミ」と呼ばれる薬剤抵抗性の個体も増えており、専門業者による駆除が推奨されています。
現地調査・見積もり無料の優良業者に、まずは気軽に相談してみましょう。
「そのうち出て行くだろう」と放置してしまう方も少なくありませんが、害獣・害虫は自然にいなくなることはほとんどありません。放置すればするほど被害は深刻化し、修繕費用も膨らみます。
害獣の糞尿にはサルモネラ菌、レプトスピラ菌、アライグマ回虫などの病原体が含まれています。乾燥した糞が粉塵となり、知らず知らずのうちに吸い込んでしまうことで感染するケースが報告されています。特にSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は致死率が高く、マダニを介して感染します。
ネズミは歯が伸び続ける構造のため、硬いものをかじって歯を削る習性があります。電気ケーブルをかじられると漏電が起き、最悪の場合は火災につながります。消防庁の統計でも、ネズミによるケーブル損傷を原因とする火災は毎年報告されています。
シロアリによる食害は建物の柱や土台を内部から侵食し、耐震性を著しく低下させます。また、ハクビシンやアライグマのためフンが天井板を腐食させ、天井ごと抜け落ちる被害も発生しています。気づいたときには修繕費が数百万円に達するケースも珍しくありません。
駆除費用は害獣・害虫の種類、被害の規模、建物の構造によって大きく変動します。下記はあくまで目安ですが、複数の業者から相見積もりを取ることで適正価格を判断できます。現地調査・見積もりが無料の業者を選ぶと、費用面の不安を解消しやすくなります。
| 害獣・害虫 | 費用相場(税込目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 5〜30万円 | 秋〜冬(気温低下で屋内に侵入) | |
| 10〜30万円 | 春〜夏(出産・子育てシーズン) | |
| 10〜30万円 | 通年(特に春〜初夏の出産期) | |
| 3〜15万円 | 春〜秋(冬は冬眠するため被害減少) | |
| 10〜25万円 | 通年(特に冬場は屋内に侵入しやすい) | |
| 1.5〜8万円 | 7〜10月(巣が最大化し攻撃性が高まる時期) | |
| 10〜30万円(建物の広さにより変動大) | 4〜7月(羽アリが発生する時期が発見のきっかけ) | |
| 2〜15万円 | 通年(特に春〜秋の繁殖期に被害増加) | |
| 1〜5万円(害獣駆除と同時の場合はセット料金) | 6〜9月(高温多湿の時期に繁殖) | |
| 3〜15万円(部屋数・被害範囲による) | 通年(特に夏場に活動が活発化、旅行シーズンに持ち込みリスク増) |
※上記は一般的な戸建て住宅での目安です。被害状況・建物の大きさ・施工内容により大きく異なります。必ず複数社から見積もりを取って比較してください。
「害獣だから駆除して当然」と思われがちですが、日本では多くの野生動物が法律で保護されています。無許可での捕獲・殺傷は罰則の対象となるため、正しい知識を持っておくことが重要です。
ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリ、ハト、カラスなどの野生鳥獣は、この法律によって捕獲・殺傷が原則禁止されています。駆除を行うには、お住まいの自治体に「有害鳥獣捕獲許可」を申請する必要があります。
違反した場合: 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
アライグマは「特定外来生物」に指定されています。飼育・運搬・野外への放出が厳しく規制されており、捕獲後の取り扱いにも細かいルールがあります。なお、ハクビシンは特定外来生物には指定されていません(在来種か外来種かの議論が続いています)。
違反した場合: 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
ネズミ(家ネズミ)、シロアリ、ゴキブリ、ダニ、ノミ、ハチなどは鳥獣保護管理法の対象外です。ただし、ハチの巣の撤去は危険を伴うため、専門業者への依頼が安全です。自治体によってはスズメバチの巣を無料で撤去してくれるところもあるため、まずはお住まいの自治体に問い合わせましょう。
害獣駆除業界には残念ながら悪質な業者も存在します。「見積もりは無料と言われたのに高額な調査費を請求された」「駆除後すぐに再発した」といったトラブルを避けるために、業者選びでは以下の8つのポイントを必ず確認しましょう。
被害は時間とともに拡大します。早めの相談で修繕費を抑え、家族の健康を守りましょう。