
家電のコードを動かそうとしたら、ボロボロにかじられている。LANケーブルが突然使えなくなり、被覆を見たら齧り跡があった。そんな状況に直面し、誰の仕業なのか不安と恐怖を感じていませんか。
結論からお伝えすると、ケーブルや配線、コードがかじられる被害の原因は、ネズミの可能性が圧倒的に高いです。
ネズミは前歯が一生伸び続けるため、硬いものを常にかじって歯を削る習性があります。電気ケーブルはちょうどよい硬さと太さで標的になりやすく、放置すれば漏電やショート、最悪は火災へと発展するため、早期発見と対処が肝心です。
本記事では、ケーブルや配線がかじられる原因から、被害の種類、放置するリスク、自分でできる対策、業者依頼の判断基準までを公的情報と専門メディアをもとに整理します。
読み終える頃には、被害の原因と対処の道筋が明確になっているはずです。
ケーブルや配線がかじられる原因の大半はネズミ
ケーブルや配線がかじられる被害の正体は、ほぼネズミによるものと考えられます。
住宅や事業所への侵入経路、ケーブルをかじる理由、被害が出やすい場所には明確な傾向があります。それぞれを順に整理していきましょう。
ネズミがケーブルをかじる本当の理由
ネズミがケーブルをかじるのは食べているからではなく、歯を削るためです。
ネズミはげっ歯類に属し、前歯が一生伸び続ける性質を持ちます。歯が伸びすぎると食事ができなくなり餓死してしまうため、硬いものを常にかじって自分で歯を削っているのです。
木材やプラスチック、ゴムなどある程度硬く、簡単に削れる素材を特に好む傾向があります。ケーブルや配線の外皮はプラスチックやゴムでできており、ネズミにとって理想的な対象物となるのです。
日本の住宅で被害を起こす3種類のネズミ
日本の住宅でケーブル被害を起こすネズミは、主に3種類です。
種類によって侵入する場所や活動範囲が異なります。
| ネズミの種類 | 体長の目安 | 主な活動場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クマネズミ | 15〜25cm | 天井裏、壁の中 | 運動能力が高く、配線被害の代表 |
| ドブネズミ | 20〜30cm | 床下、下水周辺 | 体が大きく、低所を中心に活動 |
| ハツカネズミ | 6〜10cm | 倉庫、物置 | 小型で2cmの隙間でも侵入 |
住宅地で最も被害を起こすのはクマネズミです。運動能力が高く、配線が集中する天井裏や壁の中を活動範囲とするため、ケーブル被害の中心的な原因となります。
ケーブル以外にも狙われるものがある
ネズミはケーブル以外にも様々なものをかじります。
柱や壁、家具、ダンボール、衣類、本など、硬さがあるものはすべて標的になり得ます。ケーブルが被害に遭うのは、配線が屋根裏や壁の中といったネズミの活動エリアに集中しているためです。
リビングのテレビや冷蔵庫、パソコンの配線も、人が寝静まる夜間に被害を受けるケースが報告されています。
ハクビシンやアライグマも可能性はある
ネズミ以外にも、ハクビシンやアライグマがケーブルをかじるケースもあります。
これらの中型害獣は屋根裏や床下に侵入し、配線を引きちぎるような形で破壊することがあります。ネズミのかじり跡が細かい歯型なのに対し、中型害獣は太い切れ目や引きちぎられた痕が特徴です。
音や足跡、フンなどの他のサインと合わせて、原因動物を絞り込むことが大切です。
ケーブルや配線をかじられる被害の種類

ケーブル被害は単なる断線だけでは済みません。
かじられた場所や規模によって、深刻度が大きく変わります。具体的にどんな被害が発生するのか確認していきましょう。
家電や通信機器が使えなくなる
最も多い被害は、家電や通信機器が突然使えなくなることです。
冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコンなどの電源ケーブルがかじられると、その家電が動かなくなります。冷蔵庫が使えなくなれば食材が腐り、エアコンが止まれば真夏や真冬の生活が一変します。LANケーブルがかじられると、インターネット通信が遮断され、テレワークや配信視聴に支障が出ます。
漏電とショートによる二次被害
ケーブルがかじられて電線がむき出しになると、漏電やショートが発生します。
本来ならコード内の銅線を通る電気が、外部に流れ出してしまう状態です。漏電ブレーカーが作動すれば停電となり、家全体の電気が止まります。電気工事の業者を呼ぶ必要があり、原因調査と修理に数万円から十数万円の費用が発生します。
火災発生の重大リスク
ケーブル被害で最も恐ろしいのは火災です。
かじられたケーブルからショートして火花が出た際、屋根裏や壁の中に溜まったホコリに引火するケースが報告されています。実際にネズミにかじられた配線からの漏電が原因で住宅火災が発生した事例が、消防や警察の実況見分でも確認されています。
感電したネズミが火種となって火災に発展するパターンもあります。深夜に発生した場合は逃げ遅れによる死亡事故にもつながりかねません。
火災保険が適用されない可能性
ネズミによる火災で深刻なのは、火災保険が適用されない可能性が高いことです。
多くの火災保険は、ネズミなどの害獣による被害を対象外としています。理由は、ネズミ被害は予防可能とみなされているためです。万一火災が発生しても、住宅の再建費用が全額自己負担になる可能性があります。
現在加入している火災保険の補償範囲を、一度確認しておくことをおすすめします。
通信障害と業務への影響
ネズミ被害は住宅だけでなく、オフィスや店舗、公共施設でも発生します。
ネットワークケーブルがかじられると通信障害が起こり、業務システムや決済端末がダウンします。多店舗展開の企業や公共施設では、影響範囲が広域に及ぶこともあり、復旧までの機会損失も大きくなります。
ケーブルがかじられているのを発見したときの対処手順

かじられたケーブルを見つけたら、慌てず段階的に対応することが大切です。
感電や漏電のリスクがあるため、誤った順序で動くと事故につながります。下記の手順を守って対応しましょう。
- 該当機器の電源を切る
かじられたケーブルがある家電や機器は、すぐに電源を切ってコンセントから抜きます。
通電したままだと、感電や漏電による火災のリスクがあります。電源を切ったケーブルにも素手で触れず、絶縁性のある手袋を着用してから作業しましょう。
- 被害状況を撮影して記録する
かじられた箇所の写真を撮り、いつ発見したか、どの機器のケーブルかをメモします。
業者への相談時や、保険の確認時に役立ちます。複数箇所で被害がある場合は、それぞれを記録しましょう。
- フンや足跡などの痕跡を探す
家電の裏側、天井裏点検口の近く、配電盤周辺などをチェックします。
米粒大の黒いフンがあればネズミの可能性が高く、複数箇所に散在していれば長期間住み着いていることになります。確認時はマスクと手袋を着用し、素手で触れないよう注意してください。
- ケーブルの修理や交換を行う
かじられた家電のケーブルは、必ず修理または交換します。
家電量販店やメーカーの修理窓口に依頼するのが安全です。電気工事士の資格が必要な作業もあるため、絶縁テープで応急処置をしただけで使い続けるのは避けましょう。
- 害獣駆除業者に相談する
ケーブル被害が確認できた時点で、ネズミなどの害獣が住み着いている可能性が極めて高い状態です。
市販グッズで一時しのぎするのではなく、害獣駆除の専門業者に現地調査を依頼しましょう。多くの業者は調査と見積もりを無料で実施しています。
- 駆除、清掃、封鎖を一括で実施
業者は捕獲や追い出し、糞尿清掃、消毒、侵入口の封鎖までを一括で実施します。
ネズミ本体だけでなく、寄生していたダニやノミの駆除も同時に行うことで、二次被害を防げます。最長10年の長期保証が付く業者なら、再発時の対応も安心です。
ケーブルや配線をかじられないための予防対策

被害を防ぐ最善策は、そもそもケーブルを狙われない環境を作ることです。
市販グッズと環境整備の両面で対策を進めることで、効果が高まります。具体的な手段を順に紹介します。
防鼠テープでケーブルを保護する
最も手軽な対策が防鼠テープです。
防鼠テープにはトウガラシやハッカ、ワサビなどネズミが嫌う成分が含まれています。普通のケーブルに巻きつけるだけで、忌避効果が期待できます。ホームセンターやネット通販で1,000円から1,500円程度で購入可能です。
使い方は簡単で、ケーブル表面を清潔にして乾燥させ、テープをしっかり巻きつけて端を固定するだけです。隙間ができないよう、二重に巻くとさらに効果的です。
防鼠チューブでまとめて保護
複数の配線をまとめて保護したい場合は、防鼠チューブが便利です。
カプサイシン成分を配合したチューブで、内部にケーブルを通すだけで保護できます。耐熱性や耐水性に優れた製品が多く、オフィスやパソコン周りの配線整理にも適しています。内径15mm前後で1mあたり500円から1,000円程度が相場です。
防鼠ケーブルへの交換
新たにケーブルを設置する場合は、防鼠ケーブルへの交換が最も効果的です。
ケーブル本体にネズミが嫌うカプサイシン成分を練り込んだ製品で、根本的にかじられにくくなっています。製品によっては金属被膜で物理的にも防御できるタイプもあります。価格は規格にもよりますが300mで3〜5万円前後と通常より高額ですが、長期的な対策として効果的です。
侵入経路の徹底封鎖
すべてのケーブルに対策を施しても、ネズミが家にいる限り別の被害は続きます。
根本的な解決には侵入経路の封鎖が必須です。大人のネズミは2.5〜3cm程度の隙間でも侵入できるとされ、子どもなら1.5cm程度でも通り抜けます。配管の貫通部、外壁の亀裂、換気口、屋根との接合部などを、金属メッシュや防鼠パテで完全に塞ぎましょう。
エサとなるものを徹底管理
ネズミが家に居つく最大の理由はエサの存在です。
下記の対策を実施することで、ネズミにとって魅力のない場所になります。
- 生ゴミは収集日の朝に出し、前夜から外に置かない
- 米や穀類は密閉容器に入れる
- ペットフードを屋外や床に放置しない
- 食べこぼしや食器を放置しない
- 家庭菜園の収穫物や落ち果実をこまめに処分する
忌避剤やスプレーの活用
市販の忌避剤や忌避スプレーも応急対策に活用できます。
錠剤、ジェル、スプレー、燻煙タイプなど様々な形態があり、天井裏や床下、テレビ台の裏など侵入が予想される場所に設置します。ただしネズミは慣れる性質があるため、長期間同じ忌避剤を使い続けると効果が薄れます。複数の対策を組み合わせて使うのが現実的です。
害獣駆除業者を選ぶ際のチェックポイント
専門業者に依頼する場合、業者選びで失敗すると追加費用や再発トラブルにつながります。
下記のポイントを満たす業者を選ぶことで、安心して任せられる体制が整います。
これらの条件をすべて満たす業者として、駆除ザウルスは創業20年以上の実績があり、最長10年の再発保証と完全自社施工で対応しています。ネズミ駆除だけでなく、寄生していたダニやノミの駆除まで一括対応できる点も大きな強みです。
ケーブル被害に関するよくある質問

記事内で触れきれなかった疑問について、特に問い合わせの多い10項目をまとめました。
状況に応じた対応の参考にしてください。
- ケーブルがかじられているのを見つけたら、すぐにすべきことは?
-
まず該当機器の電源を切り、コンセントから抜きます。
感電や漏電のリスクがあるため、通電したまま放置するのは危険です。電源を切ったあとに被害状況を撮影し、害獣駆除業者へ相談しましょう。
- 防鼠テープと防鼠ケーブルはどちらが効果的ですか?
-
長期的な効果と確実性なら防鼠ケーブルが優れています。
ただし価格が高く、既存のケーブル交換が難しい家電もあります。手軽さとコスト面では防鼠テープが現実的で、まず応急対応に使うとよいでしょう。
- ネズミによる火災は火災保険でカバーされますか?
-
多くの火災保険ではネズミなど害獣による被害は対象外とされています。
未然に防げる被害とみなされるためです。加入中の保険の補償範囲は事前に確認し、必要に応じて特約の追加を検討しましょう。
- かじられたケーブルを絶縁テープで補修して使い続けてもいいですか?
-
応急処置としてはあり得ますが、長期的な使用はおすすめできません。
絶縁不良による感電や火災のリスクが残るため、家電量販店やメーカーの修理窓口で正式に交換するのが安全です。電源コードの自己修理は電気工事士法上の制限がある作業もあります。
- ケーブル被害だけならネズミ駆除まで必要ない?
-
ケーブル被害だけで終わることはまずありません。
ネズミは繁殖力が高く、建材や食品、配線へと被害が広がります。発見した段階での駆除と侵入経路の封鎖が、結果的に最も安いコストで済む対応です。
- ペットや子どもがいる家でも安心して使える対策は?
-
防鼠テープや防鼠チューブは食品成分由来のトウガラシなどが主体のため、比較的安全です。
毒餌タイプの殺鼠剤は誤食のリスクがあるため、ペットや子どもがいる家では使用に注意が必要です。専門業者なら家族構成を踏まえて最適な薬剤を提案してくれます。
- オフィスや店舗のLANケーブル被害もネズミですか?
-
オフィスや店舗、公共施設のLANケーブル被害もネズミによるものが大半です。
業務システムのダウンや決済端末の故障など、被害が大規模化する可能性があります。早期発見・早期駆除が事業継続にも直結します。
- 駆除費用はどのくらいかかりますか?
-
業界相場としては、捕獲、清掃、消毒、侵入口封鎖までを含めて10万円から30万円程度が一般的です。
被害状況や建物の構造、施工面積によって金額は変動します。複数の業者から相見積もりを取ることで、適正価格を判断しやすくなります。
- 漏電ブレーカーがあれば火災は防げますか?
-
漏電ブレーカーがあれば火災リスクは軽減できますが、完全に防げるわけではありません。
ブレーカー自体にネズミが入り込んで火災が起きた事例もあります。ブレーカーに頼るのではなく、根本的な駆除対策が重要です。
- ハクビシンやアライグマがケーブルをかじることもありますか?
-
頻度は高くありませんが、ハクビシンやアライグマもケーブルを引きちぎることがあります。
細かい歯型ではなく、太い切れ目や引きちぎられた痕が特徴です。フンや足音などの他のサインと組み合わせて、原因動物を特定するのが大切です。
ケーブル被害は早期対応で火災リスクを未然に防ごう
本記事では、ケーブルや配線、コードがかじられる原因から、被害の種類、対処手順、予防対策までを多面的に解説してきました。
要点を改めて整理します。
- ケーブルや配線をかじる犯人の大半はネズミ(歯を削る習性が原因)
- クマネズミが配線被害の代表的な存在で、屋根裏や壁の中で活動
- 被害は家電停止、漏電、ショート、火災、通信障害など多岐にわたる
- ネズミ起因の火災は火災保険が適用されない可能性が高い
- 発見したらまず電源オフ、撮影、業者相談の順で対応する
- 防鼠テープ、防鼠チューブ、防鼠ケーブルなどで物理的対策を実施
- 根本解決には侵入経路の封鎖と駆除を専門業者に依頼するのが最短ルート
ケーブルがかじられている状態は、すでに住宅にネズミが侵入しているサインです。
早期発見と早期対応こそが、火災リスクと被害コストを最小限に抑える最大のポイントです。
かじり跡を発見したら、被害が拡大する前に専門業者へ相談しましょう。現地調査と見積もりが無料の業者であれば、被害状況の正確な把握と適切な対策プランが手に入ります。
本記事で参考にした出典と資料
本記事は、消防庁や報道機関、専門メディアの公開情報をもとに作成しています。
個人運営のブログは参考にしていません。詳細を確認したい方は下記のサイトを直接ご覧ください。
- 総務省消防庁 火災統計
- 東日本放送khb ネズミによる配線かじり火災事例の報道
- 環境省 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)
- 厚生労働省 動物由来感染症ハンドブック
- 国立感染症研究所 ハンタウイルス感染症
- 農林水産省 鳥獣被害防止特別措置法に関する資料(https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/)
- マイナビ農業 駆除ザウルスとは 害獣・害虫駆除の料金やデメリット、利用方法を解説(https://agri.mynavi.jp/2025_02_05_298187/)
- 駆除ザウルス公式サイト 害獣駆除業者(全国対応)(https://kujyo-zaurus.com/)
- 公益社団法人日本ペストコントロール協会(https://pestcontrol.or.jp/)
家電のコードを動かそうとしたら、ボロボロにかじられている。LANケーブルが突然使えなくなり、被覆を見たら齧り跡があった。そんな状況に直面し、誰の仕業なのか不安と恐怖を感じていませんか。
結論からお伝えすると、ケーブルや配線、コードがかじられる被害の原因は、ネズミの可能性が圧倒的に高いです。
ネズミは前歯が一生伸び続けるため、硬いものを常にかじって歯を削る習性があります。電気ケーブルはちょうどよい硬さと太さで標的になりやすく、放置すれば漏電やショート、最悪は火災へと発展するため、早期発見と対処が肝心です。
本記事では、ケーブルや配線がかじられる原因から、被害の種類、放置するリスク、自分でできる対策、業者依頼の判断基準までを公的情報と専門メディアをもとに整理します。
読み終える頃には、被害の原因と対処の道筋が明確になっているはずです。
ケーブルや配線がかじられる原因の大半はネズミ
ケーブルや配線がかじられる被害の正体は、ほぼネズミによるものと考えられます。
住宅や事業所への侵入経路、ケーブルをかじる理由、被害が出やすい場所には明確な傾向があります。それぞれを順に整理していきましょう。
ネズミがケーブルをかじる本当の理由
ネズミがケーブルをかじるのは食べているからではなく、歯を削るためです。
ネズミはげっ歯類に属し、前歯が一生伸び続ける性質を持ちます。歯が伸びすぎると食事ができなくなり餓死してしまうため、硬いものを常にかじって自分で歯を削っているのです。
木材やプラスチック、ゴムなどある程度硬く、簡単に削れる素材を特に好む傾向があります。ケーブルや配線の外皮はプラスチックやゴムでできており、ネズミにとって理想的な対象物となるのです。
日本の住宅で被害を起こす3種類のネズミ
日本の住宅でケーブル被害を起こすネズミは、主に3種類です。
種類によって侵入する場所や活動範囲が異なります。
| ネズミの種類 | 体長の目安 | 主な活動場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クマネズミ | 15〜25cm | 天井裏、壁の中 | 運動能力が高く、配線被害の代表 |
| ドブネズミ | 20〜30cm | 床下、下水周辺 | 体が大きく、低所を中心に活動 |
| ハツカネズミ | 6〜10cm | 倉庫、物置 | 小型で2cmの隙間でも侵入 |
住宅地で最も被害を起こすのはクマネズミです。運動能力が高く、配線が集中する天井裏や壁の中を活動範囲とするため、ケーブル被害の中心的な原因となります。
ケーブル以外にも狙われるものがある
ネズミはケーブル以外にも様々なものをかじります。
柱や壁、家具、ダンボール、衣類、本など、硬さがあるものはすべて標的になり得ます。ケーブルが被害に遭うのは、配線が屋根裏や壁の中といったネズミの活動エリアに集中しているためです。
リビングのテレビや冷蔵庫、パソコンの配線も、人が寝静まる夜間に被害を受けるケースが報告されています。
ハクビシンやアライグマも可能性はある
ネズミ以外にも、ハクビシンやアライグマがケーブルをかじるケースもあります。
これらの中型害獣は屋根裏や床下に侵入し、配線を引きちぎるような形で破壊することがあります。ネズミのかじり跡が細かい歯型なのに対し、中型害獣は太い切れ目や引きちぎられた痕が特徴です。
音や足跡、フンなどの他のサインと合わせて、原因動物を絞り込むことが大切です。
ケーブルや配線をかじられる被害の種類
ケーブル被害は単なる断線だけでは済みません。
かじられた場所や規模によって、深刻度が大きく変わります。具体的にどんな被害が発生するのか確認していきましょう。
家電や通信機器が使えなくなる
最も多い被害は、家電や通信機器が突然使えなくなることです。
冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコンなどの電源ケーブルがかじられると、その家電が動かなくなります。冷蔵庫が使えなくなれば食材が腐り、エアコンが止まれば真夏や真冬の生活が一変します。LANケーブルがかじられると、インターネット通信が遮断され、テレワークや配信視聴に支障が出ます。
漏電とショートによる二次被害
ケーブルがかじられて電線がむき出しになると、漏電やショートが発生します。
本来ならコード内の銅線を通る電気が、外部に流れ出してしまう状態です。漏電ブレーカーが作動すれば停電となり、家全体の電気が止まります。電気工事の業者を呼ぶ必要があり、原因調査と修理に数万円から十数万円の費用が発生します。
火災発生の重大リスク
ケーブル被害で最も恐ろしいのは火災です。
かじられたケーブルからショートして火花が出た際、屋根裏や壁の中に溜まったホコリに引火するケースが報告されています。実際にネズミにかじられた配線からの漏電が原因で住宅火災が発生した事例が、消防や警察の実況見分でも確認されています。
感電したネズミが火種となって火災に発展するパターンもあります。深夜に発生した場合は逃げ遅れによる死亡事故にもつながりかねません。
火災保険が適用されない可能性
ネズミによる火災で深刻なのは、火災保険が適用されない可能性が高いことです。
多くの火災保険は、ネズミなどの害獣による被害を対象外としています。理由は、ネズミ被害は予防可能とみなされているためです。万一火災が発生しても、住宅の再建費用が全額自己負担になる可能性があります。
現在加入している火災保険の補償範囲を、一度確認しておくことをおすすめします。
通信障害と業務への影響
ネズミ被害は住宅だけでなく、オフィスや店舗、公共施設でも発生します。
ネットワークケーブルがかじられると通信障害が起こり、業務システムや決済端末がダウンします。多店舗展開の企業や公共施設では、影響範囲が広域に及ぶこともあり、復旧までの機会損失も大きくなります。
ケーブルがかじられているのを発見したときの対処手順
かじられたケーブルを見つけたら、慌てず段階的に対応することが大切です。
感電や漏電のリスクがあるため、誤った順序で動くと事故につながります。下記の手順を守って対応しましょう。
- 該当機器の電源を切る
かじられたケーブルがある家電や機器は、すぐに電源を切ってコンセントから抜きます。
通電したままだと、感電や漏電による火災のリスクがあります。電源を切ったケーブルにも素手で触れず、絶縁性のある手袋を着用してから作業しましょう。
- 被害状況を撮影して記録する
かじられた箇所の写真を撮り、いつ発見したか、どの機器のケーブルかをメモします。
業者への相談時や、保険の確認時に役立ちます。複数箇所で被害がある場合は、それぞれを記録しましょう。
- フンや足跡などの痕跡を探す
家電の裏側、天井裏点検口の近く、配電盤周辺などをチェックします。
米粒大の黒いフンがあればネズミの可能性が高く、複数箇所に散在していれば長期間住み着いていることになります。確認時はマスクと手袋を着用し、素手で触れないよう注意してください。
- ケーブルの修理や交換を行う
かじられた家電のケーブルは、必ず修理または交換します。
家電量販店やメーカーの修理窓口に依頼するのが安全です。電気工事士の資格が必要な作業もあるため、絶縁テープで応急処置をしただけで使い続けるのは避けましょう。
- 害獣駆除業者に相談する
ケーブル被害が確認できた時点で、ネズミなどの害獣が住み着いている可能性が極めて高い状態です。
市販グッズで一時しのぎするのではなく、害獣駆除の専門業者に現地調査を依頼しましょう。多くの業者は調査と見積もりを無料で実施しています。
- 駆除、清掃、封鎖を一括で実施
業者は捕獲や追い出し、糞尿清掃、消毒、侵入口の封鎖までを一括で実施します。
ネズミ本体だけでなく、寄生していたダニやノミの駆除も同時に行うことで、二次被害を防げます。最長10年の長期保証が付く業者なら、再発時の対応も安心です。
ケーブルや配線をかじられないための予防対策
被害を防ぐ最善策は、そもそもケーブルを狙われない環境を作ることです。
市販グッズと環境整備の両面で対策を進めることで、効果が高まります。具体的な手段を順に紹介します。
防鼠テープでケーブルを保護する
最も手軽な対策が防鼠テープです。
防鼠テープにはトウガラシやハッカ、ワサビなどネズミが嫌う成分が含まれています。普通のケーブルに巻きつけるだけで、忌避効果が期待できます。ホームセンターやネット通販で1,000円から1,500円程度で購入可能です。
使い方は簡単で、ケーブル表面を清潔にして乾燥させ、テープをしっかり巻きつけて端を固定するだけです。隙間ができないよう、二重に巻くとさらに効果的です。
防鼠チューブでまとめて保護
複数の配線をまとめて保護したい場合は、防鼠チューブが便利です。
カプサイシン成分を配合したチューブで、内部にケーブルを通すだけで保護できます。耐熱性や耐水性に優れた製品が多く、オフィスやパソコン周りの配線整理にも適しています。内径15mm前後で1mあたり500円から1,000円程度が相場です。
防鼠ケーブルへの交換
新たにケーブルを設置する場合は、防鼠ケーブルへの交換が最も効果的です。
ケーブル本体にネズミが嫌うカプサイシン成分を練り込んだ製品で、根本的にかじられにくくなっています。製品によっては金属被膜で物理的にも防御できるタイプもあります。価格は規格にもよりますが300mで3〜5万円前後と通常より高額ですが、長期的な対策として効果的です。
侵入経路の徹底封鎖
すべてのケーブルに対策を施しても、ネズミが家にいる限り別の被害は続きます。
根本的な解決には侵入経路の封鎖が必須です。大人のネズミは2.5〜3cm程度の隙間でも侵入できるとされ、子どもなら1.5cm程度でも通り抜けます。配管の貫通部、外壁の亀裂、換気口、屋根との接合部などを、金属メッシュや防鼠パテで完全に塞ぎましょう。
エサとなるものを徹底管理
ネズミが家に居つく最大の理由はエサの存在です。
下記の対策を実施することで、ネズミにとって魅力のない場所になります。
- 生ゴミは収集日の朝に出し、前夜から外に置かない
- 米や穀類は密閉容器に入れる
- ペットフードを屋外や床に放置しない
- 食べこぼしや食器を放置しない
- 家庭菜園の収穫物や落ち果実をこまめに処分する
忌避剤やスプレーの活用
市販の忌避剤や忌避スプレーも応急対策に活用できます。
錠剤、ジェル、スプレー、燻煙タイプなど様々な形態があり、天井裏や床下、テレビ台の裏など侵入が予想される場所に設置します。ただしネズミは慣れる性質があるため、長期間同じ忌避剤を使い続けると効果が薄れます。複数の対策を組み合わせて使うのが現実的です。
害獣駆除業者を選ぶ際のチェックポイント
専門業者に依頼する場合、業者選びで失敗すると追加費用や再発トラブルにつながります。
下記のポイントを満たす業者を選ぶことで、安心して任せられる体制が整います。
これらの条件をすべて満たす業者として、駆除ザウルスは創業20年以上の実績があり、最長10年の再発保証と完全自社施工で対応しています。ネズミ駆除だけでなく、寄生していたダニやノミの駆除まで一括対応できる点も大きな強みです。
ケーブル被害に関するよくある質問
記事内で触れきれなかった疑問について、特に問い合わせの多い10項目をまとめました。
状況に応じた対応の参考にしてください。
- ケーブルがかじられているのを見つけたら、すぐにすべきことは?
-
まず該当機器の電源を切り、コンセントから抜きます。
感電や漏電のリスクがあるため、通電したまま放置するのは危険です。電源を切ったあとに被害状況を撮影し、害獣駆除業者へ相談しましょう。
- 防鼠テープと防鼠ケーブルはどちらが効果的ですか?
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長期的な効果と確実性なら防鼠ケーブルが優れています。
ただし価格が高く、既存のケーブル交換が難しい家電もあります。手軽さとコスト面では防鼠テープが現実的で、まず応急対応に使うとよいでしょう。
- ネズミによる火災は火災保険でカバーされますか?
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多くの火災保険ではネズミなど害獣による被害は対象外とされています。
未然に防げる被害とみなされるためです。加入中の保険の補償範囲は事前に確認し、必要に応じて特約の追加を検討しましょう。
- かじられたケーブルを絶縁テープで補修して使い続けてもいいですか?
-
応急処置としてはあり得ますが、長期的な使用はおすすめできません。
絶縁不良による感電や火災のリスクが残るため、家電量販店やメーカーの修理窓口で正式に交換するのが安全です。電源コードの自己修理は電気工事士法上の制限がある作業もあります。
- ケーブル被害だけならネズミ駆除まで必要ない?
-
ケーブル被害だけで終わることはまずありません。
ネズミは繁殖力が高く、建材や食品、配線へと被害が広がります。発見した段階での駆除と侵入経路の封鎖が、結果的に最も安いコストで済む対応です。
- ペットや子どもがいる家でも安心して使える対策は?
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防鼠テープや防鼠チューブは食品成分由来のトウガラシなどが主体のため、比較的安全です。
毒餌タイプの殺鼠剤は誤食のリスクがあるため、ペットや子どもがいる家では使用に注意が必要です。専門業者なら家族構成を踏まえて最適な薬剤を提案してくれます。
- オフィスや店舗のLANケーブル被害もネズミですか?
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オフィスや店舗、公共施設のLANケーブル被害もネズミによるものが大半です。
業務システムのダウンや決済端末の故障など、被害が大規模化する可能性があります。早期発見・早期駆除が事業継続にも直結します。
- 駆除費用はどのくらいかかりますか?
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業界相場としては、捕獲、清掃、消毒、侵入口封鎖までを含めて10万円から30万円程度が一般的です。
被害状況や建物の構造、施工面積によって金額は変動します。複数の業者から相見積もりを取ることで、適正価格を判断しやすくなります。
- 漏電ブレーカーがあれば火災は防げますか?
-
漏電ブレーカーがあれば火災リスクは軽減できますが、完全に防げるわけではありません。
ブレーカー自体にネズミが入り込んで火災が起きた事例もあります。ブレーカーに頼るのではなく、根本的な駆除対策が重要です。
- ハクビシンやアライグマがケーブルをかじることもありますか?
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頻度は高くありませんが、ハクビシンやアライグマもケーブルを引きちぎることがあります。
細かい歯型ではなく、太い切れ目や引きちぎられた痕が特徴です。フンや足音などの他のサインと組み合わせて、原因動物を特定するのが大切です。
ケーブル被害は早期対応で火災リスクを未然に防ごう
本記事では、ケーブルや配線、コードがかじられる原因から、被害の種類、対処手順、予防対策までを多面的に解説してきました。
要点を改めて整理します。
- ケーブルや配線をかじる犯人の大半はネズミ(歯を削る習性が原因)
- クマネズミが配線被害の代表的な存在で、屋根裏や壁の中で活動
- 被害は家電停止、漏電、ショート、火災、通信障害など多岐にわたる
- ネズミ起因の火災は火災保険が適用されない可能性が高い
- 発見したらまず電源オフ、撮影、業者相談の順で対応する
- 防鼠テープ、防鼠チューブ、防鼠ケーブルなどで物理的対策を実施
- 根本解決には侵入経路の封鎖と駆除を専門業者に依頼するのが最短ルート
ケーブルがかじられている状態は、すでに住宅にネズミが侵入しているサインです。
早期発見と早期対応こそが、火災リスクと被害コストを最小限に抑える最大のポイントです。
かじり跡を発見したら、被害が拡大する前に専門業者へ相談しましょう。現地調査と見積もりが無料の業者であれば、被害状況の正確な把握と適切な対策プランが手に入ります。
本記事で参考にした出典と資料
本記事は、消防庁や報道機関、専門メディアの公開情報をもとに作成しています。
個人運営のブログは参考にしていません。詳細を確認したい方は下記のサイトを直接ご覧ください。
- 総務省消防庁 火災統計
- 東日本放送khb ネズミによる配線かじり火災事例の報道
- 環境省 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)
- 厚生労働省 動物由来感染症ハンドブック
- 国立感染症研究所 ハンタウイルス感染症
- 農林水産省 鳥獣被害防止特別措置法に関する資料(https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/)
- マイナビ農業 駆除ザウルスとは 害獣・害虫駆除の料金やデメリット、利用方法を解説(https://agri.mynavi.jp/2025_02_05_298187/)
- 駆除ザウルス公式サイト 害獣駆除業者(全国対応)(https://kujyo-zaurus.com/)
- 公益社団法人日本ペストコントロール協会(https://pestcontrol.or.jp/)

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