
夜静かな部屋でくつろいでいたら、壁の中からコソコソと何かが動くような音が聞こえてくる。最初は気のせいかと思っても、何日も続けば不安と恐怖で眠れなくなってしまいますよね。
結論からお伝えすると、壁の中から聞こえるコソコソ音の正体は、ネズミの可能性が非常に高いです。
ハクビシンやイタチ、コウモリなど他の害獣の可能性もありますが、壁の中という狭い空間に入り込めるのは小型のネズミが圧倒的に多いためです。放置すれば建物被害や健康被害が一気に拡大するため、早期発見と対処が肝心です。
本記事では、壁の中のコソコソ音の正体を見極める方法から、放置するリスク、正しい対処手順、業者依頼の判断基準までを公的情報と専門メディアをもとに整理します。
読み終える頃には、ご自宅で聞こえる不審な音の正体と対処の道筋が明確になっているはずです。
壁の中のコソコソ音の正体はネズミの可能性が最も高い

壁の中から聞こえるコソコソ音には、いくつかの原因が考えられます。
多くの場合はネズミの活動音ですが、まれに他の害獣や建物要因のケースもあります。正体を見極めるためには、音の特徴と発生する状況を整理することが大切です。
最も多い原因はネズミの活動音
壁の中のコソコソ音で最も多い原因はネズミです。
ネズミは体が細く柔軟で、わずかな隙間からでも壁の中に入り込めます。直径2cm程度の隙間があれば通り抜けられるとされており、壁の中を移動経路として日常的に使う動物です。コソコソ、カサカサといった軽い音や、配線をかじるカリカリ音が混じるのが典型的な特徴です。
夜行性のため深夜から明け方にかけて音が目立ち、繁殖力が高いため数日から数週間にわたって音が続きます。日本の住宅で被害を起こすネズミは主にクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類です。
ハクビシンやイタチなど中型害獣の可能性
音が大きく、振動を伴う場合は中型の害獣が壁周辺で活動している可能性があります。
ただし壁の中という狭い空間に直接入れるのは限られた種類で、ハクビシンやイタチ、アライグマは屋根裏や床下を中心に活動し、壁の外側を通る音が壁の中から聞こえるように感じることもあります。ドタドタ、バタバタといった重たい音が混じる場合は、これらの中型害獣が屋根裏や床下にいる可能性が高くなります。
コウモリやヤモリのケース
外壁と内壁の間にコウモリが入り込むケースも報告されています。
コウモリは羽ばたく際のカサカサ音や、壁面を這うような細かい音が特徴です。日中は休んでいて、夕方から夜間にかけて音が頻繁になります。ヤモリも壁の隙間で活動することがありますが、音は非常に小さく、断続的に聞こえる程度です。
害虫や小動物の活動音
音が小さく、断続的に聞こえる場合は害虫や小動物の可能性もあります。
ゴキブリやムカデ、クモなどが壁の中で活動すると、非常に軽いカサカサ音が発生することがあります。数秒鳴って静かになる、移動感がないなどの特徴があります。湿度の高い梅雨時期や夏場に多く発生する点も判断材料です。
建物の家鳴りや配管音
生き物ではなく、建物自体が音を出しているケースもあります。
木造住宅では気温や湿度の変化で木材が膨張・収縮し、パキッやミシッといった家鳴りが発生します。給湯器や水道管の音が壁を伝わって響くこともあり、特定の時間帯にだけ音がする場合は建物要因の可能性が高くなります。これらは移動せず単発で聞こえる点と、フンや足跡などの痕跡が見当たらない点で区別できます。
壁の中のコソコソ音から正体を見分ける方法

コソコソ音の原因を特定するには、音の特徴と発生する時間帯、痕跡を組み合わせて判断します。
動物ごとに音のパターンが異なるため、それぞれの特徴を表で整理しておきましょう。
音の種類と原因の対応表
壁の中から聞こえる主な音と、その正体として考えられる原因を一覧にまとめました。
聞こえた音の特徴と照らし合わせることで、おおよその正体が絞り込めます。
| 聞こえる音 | 考えられる原因 | 活動時間帯 | 音の特徴 |
|---|---|---|---|
| コソコソ、カリカリ | ネズミ | 深夜から明け方 | 連続的で軽い、移動感あり |
| カサカサ、軽い羽音 | コウモリ | 夕方から夜間 | 細かく這うような音 |
| ドタドタ、ガタゴト | イタチ、ハクビシン、アライグマ | 夜間中心 | 重く振動を伴う音 |
| カサカサ、断続的 | ゴキブリ、ムカデ | 湿度が高い時間 | 軽く移動感が薄い |
| パキッ、ミシッ | 家鳴り(建物の音) | 気温変化時 | 単発で移動なし |
| ゴー、ボコボコ | 配管音 | 水を使う時間帯 | 水流に同期 |
時間帯と連続性で見分ける
正体を絞り込む最大のヒントは、音が聞こえる時間帯です。
夜行性のネズミやコウモリ、中型害獣は日中はほとんど活動せず、夜間に音が増えます。一方、家鳴りや配管音は気温や水使用のタイミングに連動して発生します。数日続く、特定の時間帯に集中する、移動するように聞こえるという3つの条件がそろえば、害獣の可能性が非常に高いと判断できます。
フンや足跡などの痕跡をチェック
音だけで判断が難しい場合は、家の中や周辺の物理的な痕跡を確認します。
動物の種類ごとに痕跡には特徴があります。
- ネズミは黒い米粒大のフン(5〜10mm)、かじり跡が複数の場所に散在
- コウモリは黒く細長いフンが一か所にまとまって落ちている
- イタチは細長く臭いの強いフンを残す
- ハクビシンやアライグマはためフンの習性で大量に蓄積
- 家鳴りや配管音の場合はフンや足跡が一切見当たらない
痕跡には病原体やダニが含まれている可能性があるため、絶対に素手で触らないでください。確認時はマスクと手袋を着用しましょう。
壁の損傷や臭いも判断材料
音と並行して、壁周辺の変化もチェックしましょう。
壁紙の剥がれや穴、シミ、異臭などはネズミや害獣の存在を示すサインです。コーナーや配線の出入り口にかじり跡があれば、すでに何度も通り抜けている可能性があります。床と壁の境目に細かい黒い粉のようなフンが落ちていることもあるので、家具をどけてチェックしてみましょう。
壁の中のコソコソ音を放置するリスク

気のせいだろうと放置していると、被害は急速に拡大します。
壁の中は目に見えない場所だからこそ、気付かないうちに深刻な状況に陥るのが特徴です。具体的にどんなリスクがあるのか確認していきましょう。
建物の損傷と火災リスク
ネズミは歯が一生伸び続けるため、木材や断熱材、配線などを常にかじります。
壁の中の柱や石膏ボードがかじられると、建物の構造強度が低下します。電気配線をかじられると漏電やショートを起こし、最悪の場合は火災につながるリスクもあります。総務省消防庁の統計では、ネズミなどによる電気配線損傷が火災原因となるケースが毎年報告されています。
糞尿による悪臭と健康被害
壁の中に害獣が住み着くと、フンや尿が壁内に蓄積していきます。
強烈な悪臭が室内に漏れ出し、生活環境を著しく悪化させます。乾燥した糞尿が粉塵となって室内の空気に混ざることで、アレルギーや呼吸器症状の原因にもなります。シミや汚染が進むと壁の張り替えが必要になり、修繕費用がかさみます。
感染症と寄生虫の二次被害
壁の中の害獣には複数の病原体や寄生虫が付着している可能性があります。
主なリスクには下記のようなものがあります。
- サルモネラ症やレプトスピラ症などの細菌性感染症
- ハンタウイルス感染症(ネズミの糞尿経由)
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などのマダニ媒介感染症
- 体に寄生していたノミやダニが室内に拡散する二次被害
- 鼠咬症(噛まれた場合)
症状の出方には個人差があり、不安な接触があった場合は医療判断を専門医に委ねましょう。
繁殖による被害の急速な拡大
ネズミは繁殖力が非常に高く、放置すると一気に頭数が増えます。
1組のつがいが半年で数十匹に増えるケースも珍しくありません。壁の中という安全な環境で出産・子育てされると、わずか数か月で被害規模が数倍になることもあります。1匹の音を聞いた段階で、すでに複数生息している可能性が高いと考えるべきです。
精神的なストレスと睡眠障害
夜中に壁の中から音が聞こえる状態は、精神面にも大きな負担をかけます。
不眠やストレス、家族の不安感など、生活の質に直結する影響が出ます。子どもや高齢者がいる家庭では、特に放置せず早めの対応が望ましいでしょう。
壁の中のコソコソ音を聞いたときの正しい対処法

コソコソ音に気付いたら、慌てず段階的に対応することが大切です。
誤った順序で動くと被害が悪化するケースもあるため、正しい手順を押さえておきましょう。
- 音の特徴と発生時間を記録する
聞こえた時間帯、音の種類、続いた長さなどをメモします。可能であればスマートフォンで音声を録音しておくと、後の業者相談時に役立ちます。
数日間記録することで、活動パターンが見えてきます。正体を特定する重要な情報となります。
- 被害状況とサインを確認する
家具をどかしたり配線の周辺を見たりして、フンやかじり跡、シミなどの痕跡をチェックします。
マスクと手袋を着用し、確認時に粉塵を吸い込まないよう注意してください。被害箇所の写真を撮っておくと業者相談時に役立ちます。
- いきなり壁を壊さない
音の発生源を探そうとして壁を壊すと、修繕費用が大きくなる上に、動物が室内に逃げ込む危険性があります。
専門業者なら赤外線カメラや小型カメラを使って、壁を壊さずに調査できます。素人作業は避けるのが賢明です。
- 侵入経路を確認するが塞がない
外壁の隙間、配管の貫通部、換気口などをチェックします。
ただし動物が中にいる状態で塞ぐと、内部で死んでしまったり、別の場所をかじって脱出しようとして被害が拡大します。追い出してから塞ぐという順序を必ず守りましょう。
- 害獣駆除業者に相談する
壁の中の害獣対策は素人対応が難しいため、専門業者への相談が最短ルートです。
多くの業者は現地調査と見積もりを無料で実施しています。複数業者に依頼して相見積もりを取ることで、適正価格を判断しやすくなります。
- 駆除、清掃、封鎖を一括で実施
業者は追い出しや捕獲、糞尿清掃、消毒、ダニやノミの駆除、侵入口の封鎖までを一括で実施します。
動物本体だけでなく、寄生していた害虫対策も同時に行うことで、二次被害を防げます。最長10年の長期保証が付く業者なら、再発時の対応も安心です。
自分でできる壁の中のコソコソ音対策

業者の対応を待つ間、自分でできる応急対策もいくつかあります。
根本解決にはなりませんが、被害の進行を一時的に止めたり、業者対応までの時間を稼いだりできる手段を紹介します。
エサとなるものを徹底管理する
ネズミや害獣が家の周辺に居つく最大の理由はエサの存在です。
下記の対策を即座に実施することで、新たな害獣を呼び寄せにくくなります。
- 生ゴミは収集日の朝に出し、前夜から外に置かない
- 米や穀類は密閉容器に入れる
- ペットフードを屋外や床に放置しない
- 食べこぼしや食器を放置しない
- 家庭菜園の収穫物や落ち果実をこまめに処分する
忌避剤や燻煙剤を試す
市販のネズミ用忌避剤や燻煙剤を活用するのも一つの方法です。
ハッカやトウガラシ成分の忌避剤、燻煙タイプの殺鼠剤などが代表的です。壁の通気口や床下点検口の近くに設置することで、一時的にネズミを追い払う効果が期待できます。ただし、すでに住み着いた個体には効果が薄く、根本解決にはなりません。
外周の隙間を仮にチェックする
建物の外周を歩いて、目視で確認できる範囲の隙間をチェックします。
配管の貫通部、換気口の破損、外壁の亀裂、屋根との接合部などがチェックポイントです。塞ぐ作業は業者に任せるとして、状況を業者に伝える材料として記録しておくと相談がスムーズになります。
無理な対応は避ける
壁を叩いて追い払おうとしたり、毒餌を壁の中に投入したりするのは絶対に避けてください。
壁を叩くと一時的に音は止まっても、ネズミは慣れて再び活動を始めます。毒餌を使うと壁の中で死んでしまい、悪臭やハエ、ウジ虫などの二次被害が発生します。素人対応では解決が困難な場面は、プロに任せるのが結果的に最短のルートです。
害獣駆除業者を選ぶ際のチェックポイント
専門業者に依頼する場合、業者選びで失敗すると追加費用や再発トラブルにつながります。
下記のポイントを満たす業者を選ぶことで、安心して任せられる体制が整います。
これらの条件をすべて満たす業者として、駆除ザウルスは創業20年以上の実績があり、最長10年の再発保証と完全自社施工で対応しています。壁の中の害獣本体だけでなく、寄生していたダニやノミの駆除まで一括対応できる点も大きな強みです。
壁の中のコソコソ音に関するよくある質問
記事内で触れきれなかった疑問について、特に問い合わせの多い10項目をまとめました。
状況に応じた対応の参考にしてください。
- 壁の中の音が突然止まったら解決したと考えていいですか?
-
音が一時的に途絶えても、住み着きが解消されたとは限りません。
害獣は別の場所に移動しているだけのこともあり、壁の中で死んでしまった場合は逆に悪臭発生のリスクがあります。フンや汚れの確認や、業者調査をおすすめします。
- 壁を叩いて追い払えますか?
-
一時的に音が止まることはありますが、根本解決にはなりません。
ネズミは慣れてしまい、すぐに活動を再開します。また、壁を強く叩くと建材が傷む可能性もあるため避けましょう。
- 自分で壁を壊して確認してもいいですか?
-
壁を壊すのは絶対に避けてください。
修繕費用が高額になる上に、動物が室内に逃げ込む危険性があります。専門業者なら非破壊で調査できる機材を持っているため、まずは無料調査を依頼しましょう。
- 壁の中の駆除費用はどのくらいかかりますか?
-
業界相場としては、捕獲、清掃、消毒、侵入口封鎖までを含めて10万円から30万円程度が一般的です。
動物の種類や被害状況、建物の構造によって金額は変動します。複数の業者から相見積もりを取ることで、適正価格を判断しやすくなります。
- 市販の毒餌を使って自分で駆除できますか?
-
壁の中で動物が死ぬと、悪臭やハエ、ウジ虫などの二次被害が発生します。
壁の中の腐敗処理は素人には極めて困難なため、毒餌は使わず追い出しと封鎖の組み合わせで対処するのが賢明です。
- 賃貸住宅で壁の中の被害が出た場合の費用負担は?
-
賃貸物件の場合、駆除費用は基本的に大家や管理会社の負担となるケースが多いです。
ただし、入居者の不注意(食べ物の放置など)が原因と判断されると入居者負担になる場合もあります。被害を発見したらまず管理会社へ連絡しましょう。
- 壁の中に侵入する動物の主な侵入経路は?
-
配管の貫通部、外壁の隙間、屋根との接合部、換気口、基礎の通気口などが主な侵入経路です。
ネズミは2cm程度の隙間でも通れるため、目視で見つけにくい侵入口が多くあります。専門業者の調査で全ての経路を特定するのが確実です。
- 夜中だけ音がするのはなぜですか?
-
ネズミやハクビシン、コウモリなどの害獣は夜行性のため、人の活動が減る深夜から明け方に活発になります。
日中も活動はしていますが、室内の生活音にかき消されて気付きにくいだけというケースもあります。静かな時間帯に集中して聞こえるのが典型的な特徴です。
- 音が小さくて気のせいかもしれません。様子を見ても大丈夫?
-
数日連続して音がする場合は、気のせいではなく害獣の可能性が高いです。
放置している間にも繁殖が進む可能性があり、被害は時間が経つほど拡大します。無料の現地調査を依頼するだけでも、現状を正確に把握できます。
- 駆除後の保証期間はどのくらいですか?
-
業者によって異なりますが、5年から10年の長期保証を提供する業者が増えています。
保証期間中に再発した場合は無償で再施工を受けられる仕組みです。書面での保証を出してくれる業者を選ぶと、トラブル時の対応もスムーズになります。
壁の中のコソコソ音は早期対応で被害拡大を防ごう
本記事では、壁の中から聞こえるコソコソ音の正体から、見分け方、放置するリスク、正しい対処手順までを多面的に解説してきました。
要点を改めて整理します。
- 壁の中のコソコソ音の正体は、最も多いケースがネズミ
- コウモリや中型害獣、害虫、家鳴り、配管音の可能性もある
- 時間帯、音の連続性、フンや足跡の痕跡で正体を絞り込む
- 放置すると建物被害、糞尿被害、感染症、繁殖被害が一気に拡大する
- 壁を壊したり毒餌を使ったりすると被害が悪化するため厳禁
- 確実な解決には現地調査無料の専門業者へ相談するのが最短ルート
壁の中のコソコソ音は、すでに住宅に害獣が侵入しているサインの可能性が高い状況です。
早期発見と早期対応こそが、被害とコストを最小限に抑える最大のポイントです。
気になる音を聞いたら、被害が深刻化する前に専門業者へ相談しましょう。現地調査と見積もりが無料の業者であれば、被害状況の正確な把握と適切な対策プランが手に入ります。
本記事で参考にした出典と資料
本記事は、環境省や厚生労働省、専門メディアの公開情報をもとに作成しています。
個人運営のブログは参考にしていません。詳細を確認したい方は下記のサイトを直接ご覧ください。
- 環境省 野生鳥獣の保護及び管理 捕獲許可制度の概要(https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/capture1.html)
- 環境省 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)
- 厚生労働省 動物由来感染症ハンドブック
- 国立感染症研究所 ハンタウイルス感染症
- 国立感染症研究所 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
- 総務省消防庁 火災統計
- 農林水産省 鳥獣被害防止特別措置法に関する資料(https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/)
- マイナビ農業 駆除ザウルスとは 害獣・害虫駆除の料金やデメリット、利用方法を解説(https://agri.mynavi.jp/2025_02_05_298187/)
- 駆除ザウルス公式サイト 害獣駆除業者(全国対応)(https://kujyo-zaurus.com/)
- 公益社団法人日本ペストコントロール協会(https://pestcontrol.or.jp/)

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